2023年12月の日記

日記です。

今月よく聴いてた曲プレイリスト

AMCJ「ハック&クラック ~音楽の著作権と創造性の交差点~」

音響プログラミング関連のテーマが多くて面白いので大体毎回見ているイベント、AMCJことAbleton and Max Community Japan、今回は現場で見てきた。

冒頭のピアノ男さんのライブ生で見れてよかった!脚にくくりつけたnintendo switchのコントローラで音をモジュレートする様にびびった。

MP3のデータ圧縮方法についての話が面白くて、あれはただ一様に低解像度になってるわけじゃなく、ちゃんと聴覚心理学的に人間に聞こえにくい部分の周波数帯を狙って削るような仕組みになってるというのを知った。

そもそもMP3形式で音楽を圧縮すること自体は美学的なことではなく実用に迫られた結果だけど、結果的にはその音の”悪さ”がMP3の音のムードを作り、ひいてはその時代の、特定のカルチャーの音”らしさ”となって、一周回ってその”らしさ”が美学になるっていうのが面白いとおもった。

10年後に振り返った時、今の時代を象徴する音らしさっていうのは、どういうものになるんだろう。

北野武『首』をみる

「わたしも子供の頃、男たちが「殿」のために「喜んで」熱湯風呂に飛び込んでいくのを見て育った世代だから、あれをホモエロティシズムとして冷静に斬ってしまえるのは幽体離脱的だなとおもうし、意識が幽体離脱的なひとはものを書くしかないんだよな」

と、ツイッターに書いた。

ところで今年後半すごいヤンキー映画を見まくって、東リベ3作、 OUT 、幽遊白書 (桑原がひとりでヤンキー映画をやっている)、ザワ 、ザワクロ等を観たんだけど、武監督のインタビューを読んだところ、「戦国武将って地元のワルみたいなもんで…」と語っている部分があった。

売れ筋ヤンキー映画で描かれるリーダーシップというものも、能力(喧嘩の強さ)よりも「男としての魅力」に男たちが惹かれるかどうかという部分が大きいんで、そこにあるのは絆や義理人情という名の契約と懐柔の技術なのだ。

テオヤンセン展

千葉県立美術館に「テオヤンセン展」を見に行った。。はずが、なんと人多すぎで入場規制がかかってしまい中に入れなかった(千葉県立美術館的にも前代未聞の事態だったらしい)。代わりに近くの海岸で行われていたストランドビーストのお散歩風景は見学することは出来た。

歩いてるとこ↓

https://www.instagram.com/reel/C0jNI8CSAHx/?igsh=enNscWUwcjdmbDBh

あと、お土産でミニビースト作成キットを買ったので、家で組み立ててみた。めっちゃかわいい。

ミニビースト完成

なんかこう、置いておくだけでも不思議に生物感があるんだなあ。。その内ちゃんと風が吹く所に連れ出してお散歩させたい。

ぽっぽアドベント

今年もぽっぽアドベントに参加させてもらいました!ピンホールカメラ会をやったことについての記事を書いたので良かったら読んでください。他の参加者さんの記事もとても面白いので是非に!

パネットーネ

友人がイタリアで食べられているクリスマスのお菓子、パネットーネの輸入をやっているので、クリスマス時期になるとパネットーネが気になるんですが、今年はパネットーネより小さめサイズのパネトンチーノとパンドリーノを食べてみた。

缶に入っているサイズ感がちょうどいいのと、中に何も入ってないパンドリーノが発酵の香りが爽やかで(ヨーグルト、甘酒っぽい香りがする)好きだった。

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月光荘

鉛筆にハマっていると書いたら、月光荘に売ってる「8B鉛筆」がいいですよ、とお勧めしてくれた方がいたので買ってみた。芯が太目でぬるっと紙に乘る感じが楽しい~!

8B鉛筆

TORIBA COFFEE

東京駅にあるTORIBA COFFEEで、コーヒーに入れる用のスパイスというものを売っていたので試してみた。ジンジャーが効いててしっかりめにスパイシーなので、これでお家でスタバのジンジャーブレッドラテの辛口版的なものを飲めるの嬉しい。

M8 Headless

トラッカー形式のシーケンサーというものに興味をひかれてる内に、M8 trackerというかっこいいガジェットに出くわす。しかし8万ぐらいしたので、さすがに手が出ないな~とおもっていたところ、Teensy4.1というマイコンにファームウェアを書き込んで、ゲーム(エミュレータ)機で動かしている人を見つけたので試してみることにした。

一応動かせた!!

まだ使いこなせてないが、導入方法などまとめられたら残しておいた方がいいかなと思っている。

飼ってる木

数年前に100均で何気なく買った観葉植物、なんか気付いたらとんでもなく育ってて、もう自重を支えられないくらい伸びきってしまっていた。

調べたところ、本来はそこまでいく前に剪定してあげないといけなかったらしい。

このままだと倒れてしまうので、思い切ってばっさりいってみた。このまま枯れてしまったら本当にごめんの気持ちで見守っていたところ。。

めっちゃ生えてきた!!!!ジブリの最後のやつやん。

やっぱ植物ってすごい。生きててくれてありがとう。最近で一番うれしかった。

豊嶋康子展「発生法 天地左右の裏表」

MOTで豊嶋康子展を見てきた。

入り口をはいって廊下のあたりに、会期が終わった時に割ることを予定されたくす玉と、割れてしまった状態の陶器の欠片から、割れる前の状態を想像して作られた器の作品が一緒に展示されている空間があった。

考えたらくす玉って、割れた状態の未来から逆算されたデザインをしていて、そういうものと、過去から予想して作られた器、が同じ空間に飾られていたというのが何か示唆的だったので、なんとなくそこで展示のノリを掴んだ気がした。

競馬や株価など、お金・経済に関する作品も多かったが、お金というシステム自体、未来への信用や予測によって成り立っている。あくまで仮託された「何か」をやりとりしているという部分に、なにかオカルトちっくなものを感じた。

キャンバスの裏側とか、モノの実用性を引き剥がしたところに、<美>を見出したりするっていうよりは、ただそこに<ある>ものを見てみる、ユーモアや豪胆さがあった。<美>もある意味、容易に実用的になってしまうところがあるので。

紅白歌合戦

今年もすごい面白かったけど、有吉みたいな第三者目線強めの人が司会をやっているとみんなが我に返ってしまってよくないんじゃないかとも思ってしまった。

まあでもみんなが我に返る頃合いなのかな。ファンタジーの時代はそろそろ終わり。