広島旅行レポ -後編-

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2日目 – 尾道観光

普段引きこもりがちな虚弱人間のくせに、折角だからとレンタサイクルで長距離走ったりして体力の限界を超えてしまった前回(福岡旅行)の反省を活かして、広島旅行は無理をしない予定の立て方をしようと決めていたのですが、2日目で早速旅が過酷に。。

尾道を観光しようというのだけ決めていたので、朝行き方を検索すると新幹線がいいらしい、ということで駅に向かったはいいが、新幹線のチケットのシステムがよく分からず、券売機のところで頭を悩ませているとあっという間に出発の時間が迫り。。

これを逃すと次が1時間後になってしまうので、駅員さんに教えてもらって何とかチケットを購入。。の時点で出発2分前。結局構内と階段を猛ダッシュしてギリギリで間に合いましたが、中年で本気ダッシュは辛かった。階段1段飛ばしとか久々にしたよ、しばらく「あり得ない…あり得ない…」しか言えなくなりました。

実は広島旅行に行く直前にずっとやってみたかったフィールドレコーディング用のICレコーダーを入手しまして、道中の色んな音を録ってみました。音ログです。ということで文と一緒に音も聞いてもらえると臨場感があるかもしれません。これは、三原から尾道へ向かう山陽本線の車内でぐったり運ばれている時の音です。

この時、乗換駅の三原はタコが有名らしいという情報をホームの窓から得る。帰りに三原で降りてタコ三昧することを胸に誓います。。

尾道に到着!「おやつとやまねこ」さんでプリンを食べる。

そして、尾道を散策。本通り商店街というスゴクナガイ商店街、レトロっぽい店とリノベーションしたバキバキにお洒落な店が共存していて面白かったです。

その中にある、寺山眼鏡店というメガネ屋さん。去年購入したZINEおかけん(←造形作家/批評家の岡﨑乾二郎に関するめっちゃおもしろい同人誌。文フリで販売されてました)に参加されているメンバーの方がそこで眼鏡を作られているという縁もあって、ご挨拶がてらお邪魔させていただいた。

https://www.terayama-gankyoten.jp

一本一本手作りの眼鏡、フレームの形の独特で可愛くて、色の合わせ方も個性的で全部お洒落だった。。見た目より軽いし、よく見ると柄のところが手作りっぽい凹凸があって耳にかけても優しい感じがしました。フルオーダーメイドで自分で色や素材を選んで作ってもらうことも可能ということで、自分の好きな色とか似合う色とか推しの色とかで作りたさが半端ないっす。(そして店員のオカダさんはちょっとだけJO1の話が通じるっ。。)

なんか上の方に登ると眺望がいいとのことで、ロープウェイで千光寺山頂へ。

山頂からの景色

空が真っ青だったなあ~。

山頂から、文学のこみちを石の階段で下って行ったのですが、段自体に傾斜があるのと、上に乗ってる砂の相乗効果で靴が滑りまくり、めちゃくちゃこえー!!ぜんぜん石に頭を打ち付けて死のチャンス、アリって感じでした。

死のチャンスと引き換えにフィールドレコーディングのチャンスも結構ありました。これは森の中の音。

さらに下ると千光寺で福鈴(ふうりん)まつりというのをやっていて、大量の風鈴が涼し気な音を奏でていました。音のソノリティ的スポットすぎる!今回のフィールドレコーディングで一番の音の収穫です。

叩くと鼓のような音がする、鼓岩というスポットもありました。鼓のような音、してますか?(ハンマーについている鎖のジャラジャラ音が良い感じです)

尾道市立美術館に辿り着いたので、入ってみることにしました。この美術館、中に入りたい猫と警備員さんが攻防を繰り広げる様子がSNSとかで話題になったあの場所だったんですね!

尾道市立美術館の写真

ちょうどシュシ・スライマンの展示をやっていました。シュシ・スライマンはマレーシア出身の現代アーティスト、現在は尾道を頻繁に訪れひとつの拠点として創作活動をしています。

つまり展示は尾道自体が舞台となっていて、ここでやることに意味がある(途中でつい「六本木とかでやったらめちゃ人来そうだけどね」と言ってしまったが)。。この土地で生きたもの、あったもの、そして過ぎ去ったものの気配を感じる展示でひんやりしました。

写真は、廃屋から出てきた釘の一本一本にタグが付けられたもの。。

大量の釘

シュシ・スライマンは尾道のある廃屋を「シドラハウス」と名付けて再生する様子を長期間かけて追うというプロジェクトをやっていて、そちらも実際見に行ける距離にあるようだったので探しに行ってみることにしました。しかしこれが結構大変で、勾配のきつい狭い坂道をひたすら上がったり下がったり…。もう今日これ階段をひたすら下る悪夢を見るな、と覚悟しました。

テクテク中に出会った猫、と、ようやく辿り着いたシドラハウスの裏手に居た猫。

へとへとに歩き疲れたので、本通り商店街に帰ってきてSpice cafe coyoteさんでお茶。お店入った瞬間にスパイスのすんごい良い香りがして、ここのカレーどう考えても旨いだろ。。とおもいましたが三原でタコを食べると心に決めていたのでドリンクだけ頂く。

自分が飲んだ苺スムージーもとっても美味しかったですが、友達が頼んだジンジャーアイスミルクが絶品だったみたいです。アイスミルクにジンジャーシロップとかブラックペッパーとかその他スパイスもふんだんに使われているそうで、どう考えてもうまい。

三原はマダコの産地として有名らしく、タコ料理を提供しているお店がたくさんありました。その中でも、タコ料理のバリエーションがすごい食事処 蔵さんに。

タコのしゃぶしゃぶ、初めて食べたけどめちゃ美味しかった。ていうかタコって常にちょっとしか食べられないじゃないですか。カルパッチョとかタコ焼きとかでもタコってアクセント的に入ってるもんで、タコだけをもりもり食べる体験って実はあんまできないですよね。こんなに心ゆくまでタコ食べれたの初めてですわ。

あと、タコの釜飯、お吸い物と漬物ついて660円(2023年9月時点)って破格すぎる。東京で釜飯食べるの1000円以下なんてほぼありえないもんな。。

通された二階の席の「人ん家」感もなんかよかったです。大量にタコ食べたい方は是非。

3日目 – 宮島観光

広島から在来線で30分、そこから10分フェリーに乗って宮島に到着!!

有名なやーつ。

豊国神社(千畳閣)で床に木の感触を感じながら座って休む。風通しがよくて気持ちいい場所でした。

宮島は牡蠣が有名ということで、友達は生牡蠣を食べてましたがミルキーで美味しかったそうです。わたしはリスクを恐れる人間なので牡蠣フライを食べました。ぷりぷりしていた。

宮島って鹿がその辺を歩いているんですね。野生の鹿が人の持ってた食べ物を奪う現場を見てしまったが、中に入ったお菓子をビニール袋ごと飲み込んじゃってた。とっさに食べないように阻止できれば良かったんだろうけど、「ああ…」って言うだけで何も出来ず、あれで健康を害したりするだろうな、、とあとから気になっている。人間のせいでごめん。

與那城さんが飲んだコーヒーを飲みに行・・・けず

広島市内のいかしたカフェ、OBSCURA COFFEE ROASTERSのコーヒーをJO1のメンバーが飲んで行ったとの情報が。折角だから同じコーヒーを飲みたい!というオタク心理で、帰りの新幹線前にカフェに行こうと画策するも、どう考えても時間が足りない。

どうにかタクシーで飛ばしてもらって‥とか駅前でUberで注文して運んでもらう?とか往生際悪く色々方法を考えたものの、結局断念。心残りすぎて、東京に帰ってすぐオンラインでコーヒー豆を注文しました。東京にも店舗があるらしいので、そのうち絶対に行きたいと思います。

そんなわけであっという間に日常に帰ってきてしまいました。毎回楽しくて、ずっと旅できてたらいいのにって思ってしまいます。

来年もツアー参加を理由に旅行ができたら嬉しいなと思うので、健康に気をつけて生きていきたいです。

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