デカフェレポ:コフィノワ

今回はコフィノワの「デカフェ メキシコ マウンテンウォータープロセス」。

通販だとやはし送料がネックになる。普通の宅急便で送ってくるものだと850円とかしたりして、もはや本体価格より高いまである。

ので今のところオンラインショップでは大体送料が安いショップを選んでいる。

今回頼んだコフィノワも500gまでクリックポストで全国一律200円で送ってくれるのでよかった。是非すべてのオンラインショップでクリックポストとかネコポスとかでの配送を採用してほしい。(梱包サイズの問題とか色々あるのかもだが。。)

しかもなんか頼んでから届くまでめちゃ早くてびっくりした。焙煎日とかとの兼ね合いが偶然よかったのかもしれないが助かる。。

常に写真撮るの下手

「酸味が少なくバランスのとれたカフェインレスコーヒー」と書いてあるので、飲みやすい感じなのかな、と予想はしていたが、実際飲んでみると、これはもう、水。(語弊がある言い方)

これはもう水、とかいうと、ネット構文みたいになってしまうけど、ほんと心のままの感想。水っていうか、白湯。白湯ですね。(語弊がある言い方)

というかコーヒーの感想で「雑味がない」っていうのが今までよく分かってなかったんだけど、これのことなのかもしれない。雑味がないので何杯でも飲める(雑味ゼロ理論)

そういうわけであっという間になくなってしまったので、今全部記憶でこれを書いているけど、なんか本当にそんなコーヒー存在したか?ぐらいの気持ちになってる。白湯を超えて霞に近い。(語弊がある言い方)

記憶を確かめるためにもこれはまた試してみたい。

デカフェレポ:innocent coffee

今回はinnocent coffeのデカフェ 浅煎りSAKURA

購入した時に、おススメドリップ方法とか会社の説明とかが書いてある小さい冊子がいろいろ付いてきたので嬉しかった。小さい冊子好き(ZINE的なものを感じる)。

innocent coffeは軽井沢焙煎所の豆を販売しているCafe‘ Sucre‘‘が母体にあり、その中のデカフェ専門コーナーとして存在しているらしい。ので、デカフェだけで種類が色々ある!ひとつのサイトの中でデカフェだけで深煎り・浅煎り、豆の種類がこんなに選べるのはまじ楽しい感謝。

今回は苦さ控え目で一番クセのないっぽいやつをチョイスしてみた。

浅煎りSAKURA

前に浅煎り飲んだ時も思ったけどやっぱり浅煎りは豆茶的な豆感がある。すごいマイルドなお茶って感じ。

で、これも前に浅煎り飲んだ時も思ったけど豆を買ってから1週間ぐらいすると明らかに味が変わってくる。

今回のは途中から若干酸味が増した気がする(酸化したということなのか?)。でもこれもまた前に浅煎り飲んだ時も思ったけど私は新鮮なやつよりちょっと置いてたやつの方が美味く感じる。

そういえば紅茶のティーバッグも賞味期限ギリギリのやつのほうが美味く感じたので、なんか肉も腐りかけが美味いっていうしそういうことなのかなと思うけど、もしかしたら私の舌のほうが腐っているだけなのかもしれない。

デカフェレポ:ミカドコーヒー

最初に試したchouette torréfacteur laboratoireの浅煎り豆がそろそろ切れる頃だったが、なんと低音焙煎の特性?で1週間ぐらいのうちにどんどん味が変化していって面白かった。

最初はシンプルに酸味がきりっとしてた印象だったけど、途中から香りが複雑になってきて、なんかこうワインみたいな?芳醇さが段々出てきた。。で、コーヒー界にも「エイジング」という観念があるらしいことを知る。ほえーー。やば。

今回は、渋谷に出たついでにデカフェ豆をゲットしようと目論んだが、これが意外と苦戦。渋谷なんてコーヒー豆売ってる店沢山あるだろと高を括っていて、実際その通りなんだが、デカフェの豆に限定して探すとなると一気に難易度が上がる。

そもそも置いてなかったり、取り扱い自体はあってもその日店頭には在庫がなかったりして、4軒ぐらい回ってへとへとに。

最終的に、もうこれでなかったら諦めて帰ろうと思って入った東急本店B1食品フロアでやっと発見。ミカドコーヒーの「カフェインレスコロンビア」

わかりやすいパッケージ

https://mikado-coffee.com/caffeinless/

ミカドコーヒーは食品売り場の片隅に急に出現する買い物に疲れたひとのオアシス的カフェエリアになっていて、ソフトクリームも売っててちっちゃい子がお母さんに買ってもらってた。えがったな~。

深煎りで苦み強めとの表示で、あんまり苦いの得意じゃないのでどうかなーとおもったけど、飲んでみたらそんなに嫌みのある苦みじゃなかったので全然いける。焦げた感じの苦みじゃなくて香ばしさのある苦み。

牛乳多めにしてカフェラテにしてもいい感じだった。

苦いの苦手だからといってミルクと砂糖を多めに入れてまでコーヒーを飲むアンビバレンツ。しかもカフェインのためでもない。なぜそうまでしてコーヒーを飲まねばならないのか。旅は続く。。

デカフェレポ:VERVE COFFEE

二回目にして番外編というか、今回は通販お取り寄せではなく実店舗に飲みに行ってみたレポ。

六本木、新宿、鎌倉に店舗があるVERVE COFFEEさん。

中は空間が広くて、大きな窓から景色がよく見えるので天気のいい日に行くとるんるんになれる。地元の人にも憩いの場所っぽくてレジには常に行列が。

おしゃれな店特有の、なんかあんまり長く座るのに適してなさそうな椅子と、椅子に対してやけに低めな机とかもあったが、初心者向けの席もちゃんとあるので安心。

「VANCOUVER DECAF」というデカフェコーヒーがあったので、さっそく注文。

注文したあと出来上がりの品は名前で呼んでくれる制度だったので、「〇〇さーーん!」と大声で本名を呼ばれるのがちょっと恥ずかしい。今度は偽名で行こう。

あと、コーヒーにこだわってる店特有の「基本みんなブラックで飲むよね?」コードがあるので、ミルクとシュガーを希望する場合は店員さんに言わないといけない。(感染症対策で表にミルクとシュガーを出していないだけかもしれないが。。)

で注文した品がこちら。

VANCOUVER DECAF

まずコーヒーカップじゃない。限りなく日本茶飲むやつ。前LATTE GRAPHICでもホットのカフェラテがお冷入れるコップみたいなやつに入れられてきてびっくりしたけど、おしゃれな店的にはカップの持つとこがダサいってことなの?

味はわたしが下手に説明するより雄弁かなとおもうので下記をご覧ください。

説明の紙

すごく飲みやすくて、確かに香りにチョコレートっぽさも感じた。

夏になったらアイスでも飲んでみたい。

デカフェレポ:chouette torréfacteur laboratoire

飲まず吸わずな生活をしているもので、嗜む品といえばコーヒーぐらいなんだから、ちょっと凝ってみてもいいのかな思いハンドドリップ道具を一式揃えてみたはいいものの、じわじわとカフェインアレルギーっぽい症状が出るようになって、ついにはコーヒーを飲んだあと調子が悪くなるようになってしまった。

なんか最近は胃が弱って激辛的なものも我慢して食べないようにしてるし、これでコーヒーまで飲めないとなるとこの世の楽しみがほぼすべてなくなってしまう。

ならばカフェインレスの豆を買えばいいかと近所の店で探してみるも、色んな豆の種類を置いてる店でも大体デカフェ豆は1種類しかなくて、飲み比べる楽しさみたいなのが全くない。

いよいよ俗世の楽しみを断ち切って悟りを開くしかないかーとなっていたが、どうやら日本にはカ〇ディ以外にもコーヒー豆を買える場所がいっぱいあるということに気付きはじめる。しかもお店で自家焙煎している店も結構あるらしい。ドトールとかスタバがソニーやエイベックスだとすると、そこに対するインディレーベルって感じだ。かっこいい。

通販で買える店が全国各地にあるのだから、色んなお店のデカフェコーヒー豆を飲み比べて楽しんでいけるんじゃないか。

というわけで、焙煎所を紹介してくれている「Only Roaster」というサイトから、初めてなので試しやすい100gから売っている所を探し、今回はchouette torréfacteur laboratoireの「COLOMBIA AGPROSEM Natural Decaf 100g Light roast」をオーダーしてみた。

密封状態で届いた豆。袋にチャックが付いているので、開封した後もそのまま保管できて便利。

開けてみると、豆の色が薄めなのと、苦みのある匂いがあんまりしないことに驚く。これが浅煎りというものなのか。よく考えてみると浅煎りって飲んだことがない。

豆もカラッとしていて硬めで、ミルで砕くときにかなりゴリゴリいく感じだった。

淹れている時からかなり酸味が際立ってたが、飲んでみると柑橘類みたいな酸味が。ある程度酸味があるコーヒーは飲んだことあったけど、こんな柑橘っぽい風味に感じたのは初めてかもしれない。舌に残るような苦さは全くなくてかなりすっきり。ブラックでも爽やかだけど、砂糖とミルクを入れるとコーヒーというよりもはや紅茶か?というぐらいのライトさを感じる。

初回にして中々驚きがある経験だった。コーヒー、幅が広い。。

これからも買ったらここに健忘録的に感想を書いていけたらと思う。まあ大して違いが分かる大人ではないから実のあるレビューは書けないけれども、細々続けていければ。

VRChatはじめました

※このエントリは「変わった/変わらなかったこと Advent Calendar 2020(https://adventar.org/calendars/5227」の24日目です

通称ぽっぽアドベントも今年で2回目!今年もまたアドベントに参加する形で、色んなひとと一緒に今年を振り返ることができて嬉しいです。

私は去年のアドベントでは、音楽フェスを観るため人生で初めて海外旅行をした話を書きました。

つまり去年は人生の中で一番家から遠くへ離れる経験をした年でしたが、反対に今年は人生の中で一番家から離れなかった年になりました。

海外フェスどころか、国内の音楽イベントにも全く行かなかった2020。

感染症の拡大や社会情勢とは別のところで、個人的に体調を崩し気味になってしまったこともあり、「もはや肉体、要らないなあ。肉体を捨て、ヴァーチャルな存在として生きていきたいなあ」、という願望は年末に向け高まるばかり(肉体があると寒いし)。

というわけで、VRChatをはじめてみることにしました。

VRChatとは

アメリカ合衆国の企業であるVRChat Inc.によって運営が行われているソーシャルVRプラットフォームである。

SteamまたはOculus Storeにて無料でダウンロードできる。Oculus Rift, HTC Vive等に対応したバーチャル・リアリティヘッドセットを使用してプレイすることが出来る。また、バーチャル・リアリティヘッドセットを利用しないデスクトップ版で遊ぶことも可能である。

wikipedia VRChatの項目より(https://ja.wikipedia.org/wiki/VRChat)

VRChatはボイスチャットでおしゃべりしたり、イベントなどで交流したりすることがメインなので、実際はあの映画みたいに壮大なバトルを繰り広げたり熾烈なお金稼ぎをしたりする必要はありません。

また、『レディプレイヤーワン』もそうですが、映画やドラマに出てくるVR世界というと「あらかじめ提供されたバーチャルなゲームの世界に入ってプレイヤーが遊ぶ」という印象が強いです。

しかしVRChatはむしろユーザー主導の場になっていて、アバターや、周りの環境(世界)そのものも自作できたり、各自がゲームを作ったりイベントを主催したり、遊び方そのものを好きに作っていくという側面があります。コミケとかボカロ文化とかとも親和性が高い気がして、日本のユーザーが多いのもうなずけます。

また、VRというと例の頭にかぶるゴーグルみたいなやつ(HMDというらしい)とか、専用のコントローラー等が必要なイメージですが、VRChatは普通のPCだけでも遊ぶことができます。わたしも特にVR機材は持っていないので、ゲーム販売/配信プラットフォームであるSteamからVRChatをPCにダウンロードさえすればプレイする準備は完了です。

Day1

この日はちょうど12月1日、わたしは自分の中だけで「VRChat初心者デビューアドベント」を開始しました。

VRChat(以下VRC)をはじめた者はツイッターで「#VRChat始めました」というタグをつぶやいてみると沢山反応がもらえる、という先人のアドバイスに従い、まずはその通りにしてみました。

詳細は後に回しますが、実はVRCを始めたばっかりの初心者はまだオリジナルのアバターを着て動き回ることができないので、まずはVRC側で提供されているアバターを使わせてもらうことになります。(かわいいのからイカツイのまで色々選べます)

わたしはなんだか『アイ, ロボット』とかに出てきそうな、いかにも人間の感情を理解することができなさそうな青いアンドロイド姿でVRCに突入することにしました。

Day2

ツイッターでアッピールもしたことですし、なにかリアクションもらえてたら嬉しいな、とわくわくしながらVRCにログインすると、なんとフレンド申請が来ている!!これでやっとVRCの入り口に立てた気がします。

後から知りましたが、この時にフレンド申請をくれたライテルさんという方は、VRCの色んな場所に現れては全く言葉を発することなく「そこにただ佇んでいる」ことでVRC界の妖精さんっぽい存在として都市伝説的に有名な方らしく、よく初心者にフレンド申請を送ってくれるようです。なんだかよくわからないですが、そこはかとなく優しさ的なものを感じます。

Day3

フレンドはできたものの、残念ながらすぐに誰かと気さくに交流できるようなスキルと人間性は自分にありません。

そもそもチャットに必要なヘッドセットマイク自体が家にないとか環境的ないろいろもあり、とりあえず会話せずになんとかならないか、と早くもじゃあVRCをやる意味ってなんですか的迷宮に迷い込みそうになりましたが、きっと自分以外にも「ボイスチャットはハードル高いよ」なひとはいるはずだと情報を検索したところ、「無言勢」というひとたちがいることを知ります。

”チャット”と銘打たれてはいるけれど、別にチャットしなくても友達は作れる。。これもひとつの多様性。。わたしはここにいていい!かもしれない!!

Day4

「無言でもいい」を自信にかえて、この日は勇気を出してVRCのソーシャルの舞台、「ワールド」に出向いてみました。

VRCには無人島だったりテーマパークだったり、日々増殖する様々な「ワールド」があって、自由に遊びに行くことができます。

ワールドでは、実際の街みたいに偶然そこに居合わせた人と自由に交流することもできれば、逆に制限をつけて自分が招いた人しか来られないようなプライベートな空間を作ることもできるのですが、わたしは詳しいことが分からなかったので、とりあえず万人に開けている適当なワールドにいきなり行ってみることにしました。

選択画面からピックアップしたワールドにワープしてみると、そこは夜のジャングルみたいな空間で、遠くの方の開けた広場で何人かが焚き火を囲んでおしゃべりしているようでした。

わたしは雰囲気に慣れるため、まずは木の陰に隠れて端っこのほうでただじっと彼らの様子を見ていました。

おそらく不審に思われたのでしょう。遠くにいたのでバレてないと思っていたんですが、焚き木の近くで談笑していたグループのひとり、猫耳をつけた美少女が突如猛スピードでこちらに近づいてきます。

その瞬間、考える暇もなくわたしは「ホームに戻る」ボタンを押してその場から消えていました。

あとから考えると木の陰からこっそり人を観察しておいてバレたら速攻で逃げるとか気持ち悪い人間すぎると思うし、相手は普通に交流を図ろうとしてくれていただけかもしれないのにと後悔してるんですが、理解できる言語で話しかけられるかもわからないし、そもそも話しかけられてもこちらは喋れないし。。

ヴァーチャルでもここまで交流にビビってしまうとは、まだまだ公共空間に入っていくのは自分には早かった、と反省の日なのでした。

Day5

そもそも「無言勢」、VR機器を持っていればジェスチャーである程度意思疎通できたりしますが(それこそ手話でコミュニケーションすることも可能なので、VRC内で手話講習会なども随時開かれているようです)、私のようなPCデスクトップのみでプレイしている人間が無言でやり通すのはなかなか難易度が高いのかも、と感じはじめます。

デスクトップ版にもジェスチャーや絵文字を表示する機能はあるのですが、これも慣れないと即座にその場にあった反応をするのは大変そうです。

その気概があれば観葉植物的にただそこにいるという参加の仕方もありとはいえ、小心者なのでノーリアクションを突き通すのもそれはそれでビビる。

なんとか実際に喋ることなくリアクションすることは出来ないか。。と考えていたところ、いわゆる「音声読み上げソフト」に喋ってもらう、という方法にたどり着きました。

棒読みちゃんという無料の読み上げソフトがあるようだったので、早速インストールしてみます。

テストしたところ、タイピングした文字をちゃんと喋ってくれました。いかにも機械っぽい音声ですが、これはこれで肉体を持たない者感を盛り上げてくれていいような気もします。

Day6

毎週土曜日に「Silent Club」というクラブイベントが開催されているらしいことを知ります。なにがサイレントかというと、そこに行くと全員強制的に音声にミュートがかかり、声が発せなくなるワールドになっているようです。

Silent Club公式サイト

これはまさにわたしが求めていた、非コミュ人向きのクラブイベントだ!!!!

誰もしゃべれないのだから、しゃべらないことを気に病む必要はありません。

それに、バーチャルでクラブイベントに参加できるなんて最高です。

オーガナイザーとフレンドにならないと入れないようだったので、とりあえずフレンド申請を出し、来週を待つことにします。

Day7

来週までにとりあえず他のワールドも回ってみようと思い、一人でも楽しめそうなワールドを探してみました。

AIとオセロ対戦が出来るワールドというのを見つけたので入ってみます。

なんとかオセロに勝つことができたので、ここで棒読みちゃんを導入したことを思い出して、「やったー」と話してみました。

しかし相手はAIなので、話しかけても反応はありません。

これでは自分がVRC内でちゃんと話せているのかわかりません。

こんなことでいいのだろうか。。

VRC内にあるペンは、空間に落書きすることもできます

Day8

この日もひとりで面白そうなワールドを探して遊んでみました。ファービーを投げるのは楽しいです。

でもいつまでもひとりで遊んでばかりいては棒読みちゃんの真価が発揮できません。

そこでゲームが得意なリア友に頼んで、ちゃんと自分がVRC内で音声を発することが出来ているか確認してもらうことにしました。

いろいろ設定を試した結果、最終的にVRC内で喋ることが可能に!

これでバラ色のVRCライフの始まりです!!

day9

しかし、これで実際に会話に反応するにはかなりのタイピング速度が必要。。

おまけに今わたしがメインで使っているキーボードは自作したもので、標準的なキーボードよりかなりキー数が少なくなっています。

(余談になりますが、自作キーボードはマツコの知らない世界でも特集されたりして今ひそかに(主に末広町あたりで)熱いのです!)

これでもひととおり必要なタイプはできるので、一応ちゃんと使えるものではあるのですが、いまだにちょいちょい打ち間違ったりキーを割り当てたポジションを忘れたりします。(でも見た目がかわいいから意地で使っています)

なのでこの日はよく使いそうなショートカットをまとめたり、「こんにちは」などの単語を素早くタイプする練習をしました。なにごとも練習が大事です。

TR-808を意識した配色の自キ

Day10

この日はメディアアートを展示している仮想の美術館がVRC内で公開されたとのお知らせをツイッターで見たので、行ってみることにしました。

美術館ならひとりで行ってもよさそうだし、万一誰かに話しかけられてもわたしには音声読み上げの術があります!かかってこいや!!

バーチャル美術館、本当に景色のいい美術館だったので興奮して動き回っていたところ。。

Day11&12

一瞬忘れてましたが、わたしは三半規管がげきよわなので3Dゲームとかやるとすぐ酔ってしまうのでした。無理をしてはいけなかった。。

盛大に酔ったことですっかりビビってしまい、土日はログインを控えることにしました。(土曜日はSilent Clubが開催されているというのに・・)

まあ「3D酔いは段々慣れる」という意見も見たので、くじけずにちょっとずつ慣れていきたいです。

とはいえ結構くじけてます。こんなことではいつまでたってもヴァーチャルに生きることなどできません。そもそも酔ってしまうのだって肉体があるのがいけない。誰もお前を愛さない。

Day13

さてこの日もログインできず、わたしは少し焦っていました。プレイしないと、その分「トラストレベル」が上がらないからです。

トラストレベルというのは何かというと、その名の通りユーザーの「信用」レベルなのですが、これはログインしてプレイした時間の多さとか、フレンドの多さとかを基に段階的に上がっていくものです。(明確な審査基準は分かっていないようですが)

要は荒らし目的とかじゃなくて普段からちゃんと遊んでる人間だよね、というのを証明するための仕組みですが、レベルが上がると何がいいのかというと、これでやっと自作したオリジナルのアバターをアップロードすることができるようになるのです!!(また、自作する以外にもboothなどで販売されている好きなアバターを使うこともできるようになります!)

やはり、VRCとほかのSNSとの大きな違いは、仮想肉体(アバター)を持ってヴァーチャル空間を歩き回れるという体験です。自分の好きな見た目になって世界を歩けたら楽しいですよね。

いつかわたしもそうなれたらいいなあ。。

Day14

まだまだトラストレベルは上がってくれないので(短時間しかログインできないせいですが。。)、今のうちにアバターを納得いくレベルに仕上げよう!と思い立ちます。

アバターにする用の3Dモデルは、blenderという無料(!!)の3Dソフトで作成することができます。

作り方はこの動画が初心者にもすごく分かりやすくて、もうこの通りにやれば誰でもいちからモデルを作れちゃいます。

(興味が出たひとは気軽にチャレンジしてみよう!)

Day15

説明動画を見つつ手直しを加え、VRC用の3Dモデルがなんとか納得できるレベルになってきました。トラストレベルが上がったら、こいつをVRCにアップロードして使ってみようと思います。

実はこれまでにも何回も作っては納得いかず作り直すを繰り返していて中々完成させられなかったんですが、一旦はこれで動けばオッケーということにしました。自分の能力に見合った妥協は大事ですね。

ちなみにこのキャラクターはなんかいつの間にか誕生していたアノンチャンというオリジナルのキャラです。いつの間にか誕生して以来、アイコンなどに使っています。一応このくすんだピンク色以外にも色んな色のアノンチャンがいるという設定があったりします。

Day16

なんかメールボックスにVRC公式さんからお知らせが届いていました。

開いてみると。。

自作アバターが使えるようになった通知!!

ちょうどモデルもいい感じに出来たところで、なんという神タイミング。ちょこちょこ隙間時間でログインしていたので、ついにトラストレベルがあがったんですね!

実際にモデルをアップロードするにはUnityというゲームエンジン(これも個人利用では無料)が必要だったり、見た目の調整などの細かい手順もあったりしますが、大枠は上に貼った動画で説明してくれているのでそれに沿ってアップロード作業をしていきます。

(アップデートでバージョンが変わっていたりでちょっとやり方変わっている部分もあったので、適宜ググっていきましょう)

Day17

しかし連日、日中はオフィスワークで夜はVRCでずっとPCに貼り付いているのも心身によくない気がします。たまには自然も見ないとね。

この日はちょっとお休みをとって動物園へ。

これはグンディという、ネズミに似たきなこもちです。もちなのに動いてます。かわいいですね。

2、3年前から動物園とか水族館に行くのがマイブームで、なにげに今年も隔月に1回ぐらいの頻度で行っていた気がします。

特に動物園は値段も安いし、敷地面積が広い園を狙えばそこまで密になることもないし、自然の中をめっちゃ歩くので健康にもいいしいいことずくめです。

ただこの日はマフラーを忘れて寒すぎたのでちょっと風邪ひいた気がします。

Day18

さて気分転換もできたところで、

勝利のアノンチャン

遂にアバターをアップロードできました!自分のキャラがVRC内で動いています!!感動~~。

上のツイート内の動画はあらかじめ登録されているジェスチャーをさせているのですが、VR機器を持っていれば実際の自分の動きに合わせてアバターを動かせるんだなあと思うと、やっぱりハードがほしくなりますね。。

ただ、ゴーグルを使ったときの画面酔いはデスクトップの比ではなさそうなのと、ぽんと買えるお値段ではないというところが厳しい。

今はレンタルサービスなどもあるそうなので、いつか1回試してみるのもありなのかなあと考えたりもしています。

なんにせよ、今はVRC内にアノンチャンを召喚できただけでも満足です。

顔がでかすぎて出来ないポーズが多いとか顔がでかすぎてパーツが埋もれるとか色々あるんですが、もう、かわいいのでOKです。ああかわいい。自分かわいい!!

Day19

「自分かわいい」という圧倒的自信を得たことによって、もう恐れることは何もなくなりました。

話しかけられてすぐ反応できなくても、音声の活舌がよくなくても、ジェスチャーが乏しくても、ただそこに突っ立っているだけで自分はかわいいからいいのです。

世のかわいいものたち(猫とか)ってこういう無敵な気持ちで生きているんでしょうか。。

そしてこの日はちょうど土曜日。Silent Clubが開催される日です。

ちゃんとオーガナイザーの人にフレンド申請は済ませたし、あとは時間になったら開催地に行くだけです。ついにバーチャルクラブイベントデビューだ!!!!!

その時のフロアの様子はこちら。

Silent Clubの様子

誰もいない…..?

おかしい。。狐につままれた気持ちでフロアを3周ぐらいしてみましたがやっぱり誰もいません。

イベント開催時間が21時からだったので、「じゃあ22時ぐらいに行けばいいのかな~」というタイム感覚で結局22時過ぎ頃行ったのが悪かったんでしょうか。。 ヴァーチャルのイベントは現実のイベントよりめちゃくちゃパンクチュアルで、1時間きっかりとかで終了して全員解散したあとだったのかもしれません。それか自分だけみんながいるのとは別次元のフロアに飛ばされてしまったのでしょうか。

謎はつきませんが、とにかくいないものはいないのです。ぼっちのフロアっていうのも現実ではあまり経験できないし、まあこれはこれでいいでしょう、わたしにはまだまだぼっちがお似合いなのです。

Day20

そんなわけで、結局まだ全然VRC上でまともなコミュニケーションをとるに至っていないわたしですが、これからもおそるおそる色んなワールドに行ってみたいと思っています。

当面の目標?はリアルで行けなかったクラブイベントや音楽イベントに行ってみることと、自撮りができるワールドで映え自撮りをとることです(映える姿になれたので・・・)。

もっと英語話者に話しかけて英会話の勉強がしたいとか、イベントで演奏する側にも回ってみたいとか志高いこと言いたいんですけど、エナジーが少なめの人間なのでとりあえずはそこらへんで。

そしてもしこの記事を読んでくれた人の中で「私も始めようかな」と思ってくれた人がいたら、ぜひフレンドになってください!

zoomとかmocriとかに比べると導入に手順が必要だったりPCのスペックもある程度要求されたりしますが、そのぶん臨場感はあるので、イベント後のオフ会とかで居酒屋ワールドに集まれたりしたら楽しいんじゃないかなーと思います。

あと、ワールドの中でyoutubeの動画とか表示して皆で見るみたいなこともできたと思うので、オタクプレゼンとかミーティングとかするのもいい気がします。

変わらなかったこと

以上がわたしの今年ちょっと変わったことでした。

今年は映画館に行く回数も減っちゃったり、その他生活形式の変化によって変わっちゃたルーティーンはいくつかありました。

しかしニューノーマルとか言われても人間性は簡単には変わりません。相変わらずオタクなのでツイッターではドクター・フーとかの話ばっかりしているし、相変わらず計画性がないのであれもこれもやりたいとおもいながら出来なかったことが沢山ありました。

まあでも年末までどうにか死ななかったので、それで十分かなあとおもっています。

みんなもできるだけ死なないようにして、できるだけ足は冷やさないようにして年末を過ごしてください。

さいごに

ぽっぽアドベント今年はみっつもあって毎日読み応えたっぷりですね!毎日全部読んでます。

野生のオーガナイザーはとさん、今年もお忙しい中アドベントの企画・運営ありがとうございます。はとさんのホスピタリティがみんなの「書きたい」気持ちに火をつけてるんだとおもいます。感謝!!

そんなアドベントも明日でなんとラストです!!!!

明日の担当は、みなみさんさん、そしてはとさんです。

SWに出会ってSWにお別れする話

TROSを観てきた。

ディズニーが言う「真実の愛」とは、「もののあはれ」の対義語である。
真実の愛による魔法のキスは、そんなわけで、バケモノを美しい男に変えたり、壊れたメモリの記憶を復活させたり、死んだ人間を生き返らせたりする。
この王国では、夏になっても雪だるまは溶けず、子供の頃のイマジナリーフレンドには、クローゼットを通じていつでも会える。
「キャラクター商品にお金を落とす限り、あなたはずっと子供のままでいていい」と、妖精が耳元で囁いてくれる。

わたしたちは回転木馬に乗っている。
ここでは誰もが王様で、目の前には次々と、自動的に、あらゆるお菓子が差し出される。
TROSがもしもキャンディの内のひとつだったら、甘いだの苦いだのと言えたことだろう。
だけどこれはキャンディではない。木馬のほうなのだ。
だからもはや、良いも悪いもない。あるのはただ「からくり」だけである。

この巨大な機械は一体、誰のために動いていたのだろう。単に止めどない創作意欲を昇華するため、はたまた、それは子供たちのため、特に、どこかの名もなき孤独な少女のため、または、世界から脇役に押しやられた人々のためだったのだろうか。
いまやそれは、臆病風に煽られて、慣性だけでくるくる回っている。

実際のところ、乗っているわたしたち自身が、ここで回り続けることに決めたのかもしれない。
そうだとしたら、わたしはもうそんなファンダムの一員でいたくない。黄色いロゴが印刷されたTシャツを着て、暗黙のうちに”仲間”と連携したくない。
いっそ雷をおとして、全て燃やしてしまうべきだろうか。
確かにわたしはSWを愛していた時があったし、夢を見て心躍った時があった。その記憶があれば充分ではないのか。
それに、きっと私が求めるSWは過去ではなく、常に未来にあるのだ。

こんな風に書いてはみたけれど、思い出してみると、わたしがSWを好きになったきっかけは、『シスの復讐』の冒頭のドッグファイトを見て「宇宙ってかっけー」と思ったから、というあまりにささやかな理由に過ぎなかった。

だからわたしが自分なりにSWを愛したように、きっと誰かもまたTROSを見て、誰かなりにそれを愛するのだとおもう。