Usine Hollyhockを使ってみる2

前回躓いたとこ

前回、wavを直接Grid画面に貼り付けるとプチノイズが出るんだよな~、と悩んでいたのですが、普通に貼り付けたwav波形が途中で切れちゃってたのでそこでクリッピング起こしてたという初歩的な原因でした。初心者だからこういうこともある。

Grid画面を波形が見えるところまで拡大すると以下のように尻切れているところが。プチプチいっちゃうのでちゃんと波形の最後までブロックを伸ばします。また、任意のセクションを繰り返しループさせる時は、そのセクションの最後で波形がブチ切れないように気を付ける必要があります。

セクションの最後の方に音がある場合はフェードアウトを設定(wavのブロックを選択すると右上に表示される四角を引っ張ると設定できる)してちゃんとセクションの最後で無音になるようにする。

一難去って。。

今度は下の画面のようにwavデータではなくラックをGrid画面に貼り付けた場合。

こういう風に細切れでラックのブロック(要素)を貼り付けた場合、ラック再生頭でプチノイズが発生してしまう。。Gridを再生すると、ラックのブロックの切れ目でいちいちラックがOFFになるので、次にラックのブロックが来た時に、ONになると同時に発音されることでノイズが出ている……と思われます。(ラックのブロックをベタ張りにしてループさせるぶんには問題なかった、ずっとラックがONのままなので)

これはもうこういう使い方を避けるしかないのかな。ソフト側でどうにかならないのか、開発元にイシューとしてあげてもいいのかもしれないが私がとんちんかんなことやってるだけの可能性もあるのでなんかこわい。

さらにGrid画面を効率よく使いたい。。

前回はwavを直接Gridに貼り付ける以外に、シーケンサーとサンプルプレイヤーを組み合わせたパッチを制作してリズムパターンを作ってみたのでしたが、例えばこのリズムパターンを途中で変えたいときなんかは、その都度ラックを新しく作るのか?というのが疑問でした。例えば以下のようなリズムパターンを場所によって入れ替えたい時とか。

(シーケンサーの見た目が前回と違う感じになってますが、使っているモジュールは一緒で、色とか見た目の設定だけもうちょっと見やすくなるようにいじっただけです)

そういう、設定をちょっと変えたパターンを同じラック内で色々作りたい、という時は、プリセット機能というのが使えるみたいです。

パターンごとにプリセットに記憶させて、Gridにプリセットを貼り付けることで各プリセットのパターンを呼び出すことが出来ました。

プリセット機能の使い方

パッチの右上のカメラのボタンを押すと、プリセットのメニューパネルが出現します。「new」を押すと、今のパッチの設定が新規プリセットに保存されます。これでパターンごとにプリセットに保存することができます。

プリセットのメニューパネル の「list」を押すと、プリセットリストが表示されます。ここで保存したプリセットから使いたいものをGrid画面にドラッグすると、作ったパターンを時系列に配置することができます。

これはリズムパターンだけではなくて、エフェクトのパラメータの設定とかもプリセットに保存しておけばいいので、効率的にGrid画面を使えそうです。

ちなみにサンプラーに発音させる音源ファイルをプリセットごとに変えて保存する、っていうのも試してみたんですが、これはwavファイル読み出しに時間がかかってしまうためなのか、どうも境目でキレイに切り替わってくれないのでやめたほうがいいっぽい。

次回はMIDIの扱いあたりをやっていきたいと思います。