2024年10月の日記

日記です。

今月良く聴いてた曲リスト

10月はなんといってもTHE HORRORSが再始動したのが嬉しかった。メンバー編成に変更があったみたいだけど円満脱退っぽいし、みんな変わらず黒い服を着ていて嬉しい。来日してくれーー。それ以外の選曲は邦アーティスト多めとなりました。

子供の頃住んでたところ

これといって用事があったわけではないが、ふと思い立ち、子供の頃に住んでいたところに行ってみることにした。

通っていた小学校の前を通ったが、景色に馴染みが全くなかった。校舎も校庭もなんの変哲もない外観でまるで記憶が喚起されない。

よく遊んでいた公園にある坂道だけはなんとなく覚えていて、というのもその場所で、子供の頃から運動神経が悪かったわたしは自転車でこけて、しこたま腕を打って骨折したからなのだった。もっと赤みがかった道だとおもっていたが、今見ると灰色だった。

同じ公園の池で小指の爪ほどの大きさの真っ黒なカエルを拾ってきて、フィルムケースに入れて育てようとしたけど、次の朝起きたら這い出てきており枕元で潰れていたのも覚えている。

地域一帯はあまり開発が進んでおらず、古い建物が残っており、当時住んでいた長細いマンションもそのまま残っていた。住んでいた時から薄汚れた印象だったのに、さらに古びてどんよりしていた。周辺にはお金持ちの家が多くて、親もこの辺のコミュニティに馴染むのはだいぶ無理がいったんじゃないだろうか。とおもうと、結局しっくりする場所がないというのが自分のルーツなのかもしれない。

柔らかい殻

デジタルリマスター版の上映を観てきた。この映画について「アンドリュー・ワイエスの絵画のような風景」という説明がよくされているんだけど確かに、以前ワイエス展で彼の絵画を見た時、「こういう景色を生きるって一体どんな感じなんだろう」と巡らせた妄想の一端のような映像だった。

この世のどこにも続いていないような景色の中で、少年のゴシックな想像力が路傍の蛙を死、暴力、喪失、爆発への恐怖、成長や精通への恐怖、戦争、原爆への恐怖にまで繋げてしまう、もうあまりに映画的というか、特に10代の頃とか、こういうのが観たくていっぱい映画観てたんだよなという感じを思い出して、良かった。

ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ

なんか続編としてのヤバさの方向がスターウォーズのEP8(最後のジェダイ)と似てて良かった。熱烈なファンのオタク的な期待を全部外してくる的な。

退屈さ、みたいなものを丁寧にやっているのが面白くて(つまらなさ、ではなく。)しかもよりによって性愛の退屈な面、不幸の退屈な面、アール・ブリュットの退屈な面みたいな忌避されそうな要素が多いので、これをどうやってワーナーに通して莫大な予算つけて製作まで持ってったのか、それがめちゃくちゃ気になる。特典映像にトッドフィリップスの情熱大陸つけてほしい。

ゴッサムは神が死んだ後のアメリカだから、蜘蛛の糸的な良心を持ってたって誰も見てないし結局救われないじゃん、てなるんだけど、でもこれは映画だから、観客がちゃんと見てる。というところが、一番のファンタジーで映画の優しさではある。

東京都庭園美術館

行ったことがなかったんだけど、素敵な建物っぽくていつか入ってみたいなーとおもっていたら、ちょうど美術館の建築そのものを紹介する展示が開催されていたので行ってみた。といっても、建築のことはよく分からないので「すごい綺麗かった~」以外の感想は特に出ないのだが。昼間に行ったけど、照明が映える時間帯にも行ってみたいな。

M3

10月はM3という音楽版のコミケ的なイベントに出る準備で忙しかったのでそれ以外の記憶があんまりないんだけども、M3の感想とかはまた別のエントリーとして書こうかなと思っている。