Pololu USB AVR Programmer v2とATtinyでLチカする

プログラマでATtinyに書き込む方法についてあんまり情報がなくて苦労したので、自分でやった時の手順などをまとめておきます。

環境準備

Pololu USB AVR Programmer v2 User’s Guideを参考に、必要なインストーラーをダウンロード。

自分の場合はWindowsなので、このページにある Pololu USB AVR Programmer v2 Software and Drivers for Windows をダウンロードした。

ドライバーを設定すると、デバイスマネージャーのポートのところにPololu USB~が出てくる。

続いて開発環境のMicrochip Studio(前はAtmel Studioという名前だった)をダウンロードする。

プログラムを書く

Microchip Studioを立ち上げたら、new projectからGCC C Executable Projectを選択。使用するAVRの種類を選択する。

ATtinyのピン1番をLチカさせるプログラムを書く。

#define F_CPU 1000000    // AVR clock frequency in Hz, used by util/delay.h
#include <avr/io.h>
#include <util/delay.h>

int main() {
	DDRB |= (1<<DDB1);          // set LED pin PB1 to output
	while (1) {
		PORTB |= (1<<PB1);   // drive PB1 high
		_delay_ms(100);         // delay 100 ms
		PORTB &= ~(1<<PB1);  // drive PB1 low
		_delay_ms(900);         // delay 900 ms
	}
}

メニューバーの中にあるBuild Solution(F7)ボタンでコンパイルを通す。

AVRへの書き込み

プログラマのコネクタとAVRを接続する。

今回はATtiny85をつかったので接続の配置は以下のようになっていた。プログラマ側と同じ端子同士を接続する。

http://ww1.microchip.com/downloads/en/DeviceDoc/Atmel-2586-AVR-8-bit-Microcontroller-ATtiny25-ATtiny45-ATtiny85_Datasheet.pdf
https://www.pololu.com/docs/0J67/3

ATtinyに給電するための設定をする。スタートメニューからPololu USB AVR Programmer v2 Configuration Utilityを開く。

Settingsで、

  • Regulator Modeを「5V」
  • VCC outputを「Enabled」

に設定する。

Micro Studio側で、メニューのTool > Add Targetを以下のように設定。(COM番号は場合によって違う)

メニューのTool > Device Programmingを開く。Tool, Device, interfaceを以下のように設定してApplyを押す。

Memoriesタブで「Program」ボタンを押せば書き込み完了!