最近ロバートグラスパーの曲が好きで良く聴いていたんですが、youtubeに「ロバートグラスパーみたいな、”ネオ・ソウル”っぽいコード進行ってどうやって出来ているのか?」を解説するチュートリアル動画が結構あって、面白そうだったので勉強がてらまとめてみようとおもいました。
※ちなみにわたしは「スケールとかコードとか、原理はなんとなくわかるけど全然身にはついてない」というレベルです。
※参考にしている動画は鍵盤で解説していますが、わたしの身近にある楽器はギターなのでギターに引き付けて考えてみてます。
まず、ネオソウルっぽさってうのはこのキーボードのパッドっぽいかんじのソフトな音色によるところがでかいんじゃないかなという気がする。これそのままギターで弾いてもなかなかこのイキフンが出ない。。
次に、「クラスター・コード」っていう重要っぽい観念が出てくる。これは、ネオソウルっていうのは大体全部のコードにばちばちにテンションを散らしているが、テンション音を高音域の方に重ねていくんじゃなくて、コードの基本形の中に置いちゃって、隣接した音をいっぱい弾いて響きをわざと「濁らす」「ダーティな音にする」ってことらしい。
そもそもギターだと隣接する音を同時に沢山鳴らすって難しいので、やっぱりこれもイキフンが出にくい。素直に鍵盤でやるべきか。。と思うも、ギターのコードフォームとか一緒に覚えたいので(いまだに指板のどこにその音があるのかうろ覚え)、無理やり頑張っていきたい。
Butterfliesのコードを学ぶ
動画の20分辺りから、マイケルジャクソンの『Butterflies』(原曲はこちら)のコード進行を解説しているので今回はそこをじっくり見ていく。
基本的なコード進行:
Ab⇒C#m⇒E⇒A7
2番目のC#mは、本来であればメジャー(ダイアトニックコードでⅣはメジャー)のはずだけど、ここで「モードチェンジ」してコードのクオリティを変化させて雰囲気を変えている、と言っていた。
3番目のEは、そもそもAbメジャーの構成音じゃないからout of chordしてるんだけど、なんでオッケーなのかっていうと、
1)メロディのキーとなっている音Abがずっとトップで鳴っていて、統一感が出ているので違和感がない
2)C#mでモードチェンジした時に、 keyがBに変わった、と考えることができて、Bに対するEはⅣなのでEメジャーが使える
という二通りの考え方ができるらしい。
最後のA7。♭Ⅱ7というのはV7の「裏コード」というものらしく、ドミナントの代わりによく使われることがあるらしい。今日のところは深追いせずに「そうかあ」とおもっておく。
エクステンションを追加
テンションを加えてコードにバリエーションを付ける。
AbMaj9(13)⇒C#m9(11)⇒EMaj9⇒GMaj7(b5#5)⇒Ab6/9
A7だったところがGMaj7(b5#5)になっているが、これはA9(13)11#のルートを弾かない(ルートレス)でGから積み上げていっている。ルートレスもネオソウルによく出てくる弾き方ということ。
最後に戻ってくるときにAb6/9とかバリエーションつけるとネオソウルっぽくてかっこいい。
ギターに置き換えるとこんな感じかな?
うーん、どうなんでしょう。全部の音を詰め込もうとしないほうがこなれ感がでるのかもしれません。最後のコードは怪しい響きでかっこいい。